長瀬城Twitter小説
◇まえがき◇
先日お知らせした「長瀬城Twitter小説『初めての女風』 」!
本日から再スタートです!
詳しくはこちら! → 小説再開?!
一人の女性が「女風」の存在を知り、勇気を出してセラピストと出会い、
そしてめくるめくエロティックな時を過ごすことに、、。
後半はかなりセクシーな内容になっていくので、そちらも楽しみにしておいて欲しいのですが、
基本的には、セラピストと会う前や、会ってからの時間をリアルに順序立てて書いています!
なので、女風を利用されたことのない方にとって、当日の流れや心情も想像しやすいと思います。
一歩踏み出すきっかけや、ご利用の際の参考になれば嬉しいです。
また、利用経験のある方は、
「そうそう!笑」とか「え〜?!笑」など、
ご自身の初めての日と重ねたり比較したりしながら読んでみるのも面白いかと思います。
当時Twitterでは113話まで書き上げましたが、
それで全体の3分の2くらいでしょうか。
まずはもう一度一番初めから掲載していき、
続きも執筆していければと思っています!
ではスタートです!!!!!
〜長瀬城Twitter小説『初めての女風』〜
Episode.1
◇◇◇
普段はあまり来ることのない繁華街の、
とある場所に私は立っている。
多分ここは、有名な待ち合わせスポットなのだろう。
周りでは、スマホを眺める男女が、
ある程度の距離をとりながら、それぞれの待ち時間を過ごしている。
私は、自分の足元を見下ろしてみたり、街の看板に目をやったり、
ソワソワと気が気でない状態だった。
◇
こうなったのも、遡ること2ヶ月前。
巷で話題の「女風(じょふう)」という存在を耳にしたのは、友人とのガールズトークの最中。
世に溢れる性風俗店の「女性向け」というものがあることを知り、
友達の手前、半分鼻で笑いながらも、
心のどこかでピクンと反応している自分がいた。
◇
今の時代はインターネット上に情報が溢れている。
SNSや動画サイト、
女性向け風俗だけをまとめている情報サイトまであって、
初めは少し戸惑いはしたが、それは次第にワクワクに変わり、
私は数日、漁るように目を通した。
◇
驚いたことに、「女性向け風俗」のお店は無数にあり、
それぞれに所属する男性キャストは「セラピスト」と呼ばれているようだ。
どうやら、男性向けのような店舗型はなく、
セラピストを女性の希望のエリアへ派遣するスタイル。
待ち合わせ後、ラブホテルやシティホテルなどで’’こと’’を致すらしい。
◇
興味本意で見始めた私だったが、
いつしか、どのお店、どのセラピストがいいだろう、
と、妄想をしている自分に気がついた。
いや、「妄想」ではなく、
利用してみたい、、。という「欲求」と言った方が正しいかもしれない。
◇
セラピストを待ちながらスマホの時計を見る。
あと5分ほどで来る。
モザイク越しに幾度となく想像を巡らせたあの人が。
少し早く到着しすぎたか。
私は自分の手に、じっとりと湿り気を感じながら、
もう既に一通りチェックしたLINEやインスタのアプリを、意味もなく開いたり閉じたりしていた。
◇
周りの喧騒も耳に入らないくらい、自分の鼓動が大きく鳴っているのを感じる。
もし今何かしらの急用が入れば、正当な理由でキャンセル出来るだろうか。
この日を楽しみにしていたはずなのに、どこか逃げ出してしまいたい自分もいた。
男性「あの、すみません、、。」
き、、きたぁぁぁーーー!!!!!
◇◇◇
さて!
『初めての女風』Episode.1はいかがでしたでしょうか?
ついにセラピストがやってきた?!
これからどうなるの?!
ご感想やご意見、どしどしお待ちしております!
また、書籍化のお話しもウェルカムです!笑
では次のエピソードは数日後!
お楽しみに〜 !
※女性向け風俗のサービスを忠実に再現していますが、物語や登場人物はフィクションです。
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