女であること

 

こんばんは。

 

普段あんまり小説は読まないので、分母が小さすぎますが、僕が読んだ中では最高傑作かもしれません。

 

川端康成の「女であること」。

 

雪国では正直あんまり感じられなかったのですが、川端康成のすごさが初めて少しわかった気がします。

 

この小説のおかげで、小説そのものをもっと好きになれそうかもしれません。

 

まずは新潮社HPからの引用です。

 

「女人の理想像に近い弁護士夫人市子や、市子を同性愛のように慕いながら、各自の恋愛に心奥の業火を燃やす若い二女性を中心に、女であることのさまざまな行動や心理的葛藤を描いて女の妖しさ、女の哀しさをみごとにとらえた名作。ここには、女が女を知る恐怖、女の気づかぬ女の孤独と自負が、女の命のなまなましさと無常の美とをたたえながら冷酷に照らし出されている。」

 

 

これでは読んだことのない方には伝わりそうもありませんが、ストーリーはあまり重要でないです。

 

何がすごいのかというと、登場する3人の女性の心理描写です。

 

女性自身でも自覚していないんじゃないかと思えるような心情まで、事細かく彼の言葉で表現されています。
嫉妬、執着、羨望、独占欲のオンパレードです。

 

確かにこれを書いたのは男性です。
その感想を述べている僕も男性です。

なので、女性の皆さんからしたら、「いや、全然わかってないな」と思われるかもしれませんが、女心、男心関係なく、人間の心情として本当に深く、鋭く捉えられてると僕は思います。

 

 

僕は僕なりに人と向き合い、自分を含めた人間の感情に触れようと、日々考えていますが、やっぱりノーベル賞を取るような人間は格が違うのかななんて思います。

 

 

日々女性とどう向き合って、どんな会話をして、どんなセックスをすればこういう洞察ができて、こんな文章がかけるのか、ものすごく興味があります。
いつか会って話してみたいです。

感動しすぎたので、やっぱり次の源氏名は白洲康成にしようかと思います。(ダサい?)