半ば無理やりに。

短い時間であれ、深い関係になっただけに、お別れはとても名残惜しい。

 

ホテルでのお別れの場合はこちらが先に出て行くのだが、

駅などへ送らせて頂く際は僕の方が見送ることになる。

 

元々、湿っぽいのは嫌いな性格なので、今までも職場や地元を離れる時などは、誰にも会わずに去ることが多かった。

 

まだまだし足りないお話しをしながら帰路につくが、お別れの場所が近づくにつれ寂しさが込み上げてくる。

 

その場でずっと話していられるし、むしろ話していたい。

でも泣く泣く送りだす。

 

また会えるかもしれない。 でも、もう一生会えないかもしれない。

 

握手をし、ハグをし、最後の言葉をかける。

まだ一緒にいたい、でもこの寂しい気持ちをずっと味わうのが辛くて、半ば無理やり送りだす形になってしまうことも。

このままだと、ずっと離れられなくなりそうで。

 

小さくなってゆく背中を、見えなくなるまで目で追う。

振り返って手を振る女性、振り返らず行く女性、振り返りそうになりやめる女性、様々だが、

それぞれ何を想ってくれているのか。

 

僕との時間を思い出し、同じ感情になってくれていることを望みながら。

貴女が完全に見えなくなってから、僕はその場を後にする。

またお会いできることを、心から願って。

 

 長瀬城Twitter 

 

 タシット公式LINE